茨城県産素材で安心安全な真心あふれるプリン。つくばぷりん/株式会社ふじ屋

茨城県 桜川市 筑波山のふもとにあるプリン専門店 つくばぷりん

筑波山地に抱かれた桜川市。つくばぷりんのお店を背にすると、筑波山がすぐ眼前に見える。

今回お話をしてくださったのは、「つくばぷりん」を運営する、株式会社ふじ屋の代表取締役 藤平祐次(ふじひら ゆうじ)さん。

藤平さんはつくばぷりんを2009年に創業し、茨城県産の素材を使ったぷりんを作っています。

新型ウイルス感染症に負けずに頑張るお店を取材させていただきたい。というIBARAKI STAY-LEの趣旨にご賛同いただき、取材にご協力いただいた。

(取材は2020年6月10日、感染予防に留意の上、取材を行いました。)

ネットランキングがプリン専門店への原動力に

−会社とご自身の自己紹介をお願いします。

株式会社ふじ屋の代表をしております、藤平祐次(ふじひら ゆうじ)と申します。お店の屋号はつくばぷりんで、プリンの専門店をやっています。

創業11年で、始めたのは2009年の頃。東日本大震災よりも前、ですね。

−お店を始めたきっかけというのは、何だったんでしょうか。

そうですね、私がつくばぷりんを始める前は、元々街場のレストランやホテルなどで調理の仕事をしてたんです。

ホテルだと千葉県幕張のホテルに単身で行ってたりしてましたね。それで、茨城に帰ってきてレストランで働いてました。地元のレストランでは、調理もそうですが、お菓子を作ったりとか。その時にソムリエの勉強をして、資格も取得しました。

前からレストランというか、自分のスキルが生かせるようなお店を開きたいと思っていたんです。
お店をやめて、自分でやるためにはどうしたらいいかとか、場所はどこがいいか、どんな商品をだそうかということをずっと模索していた時期があったんです。

悩んでいても進まないと思って、小さなテナントを借りて厨房機材を入れて。料理でもお菓子でも試作をしながら考えようと思ったんですね。
ま、もちろんお店のシャッターは下ろしっぱなしですけど。その時にプリンも作ってたんですよ。そういったお菓子とかはイベントとかネットで売ったりすればいいかなって。

そんなことをしている頃に、ネット通販のモールとかで「お取り寄せスイーツランキング」とか「人気スイーツベストテン!」みたいなページがあったんです。
スイーツをお取り寄せするのが流行ってた時期で、自分も研究のために、いろいろ買ってみて食べてみたんです。

いろいろ食べていく中で、「これだったら、自分でも行けそうだ!」と思ったんですよね。

−なぜプリン専門店にしようと思ったんですか

レストランで働いている時にデザートでプリンをよく作っていたんです。そのプリンも自分でオリジナルのレシピを考えて、いろんな味のプリンを提供してたんですよ。なので、プリンをアレンジして出すってことには自信があったんです。

地元の食材を使ってやることを考えていました。茨城の豊富な食材の風味をつけられるなと思って。それにプリンって好きな人の方が多いじゃないですか。そんなに嫌いな人って聞いたことないから、万人に愛されているプリンっていうのがいいですよね。

あとはネット通販の「お取り寄せプリンランキング」ってとこで勝負したい、そのステージに乗りたいと思ったからですね。

自粛要請期間中は、時短営業・営業日を減らして対応した。

店舗は週休3日、時短営業に

−新型ウイルス感染症の影響はありましたか。

卸売の方の高速道路のサービスエリアとか、スーパーさんとかでは大きくありましたね。直売のうちのお店も大幅に落ちてしまいました。もちろんお客さんも自粛ってことなんで仕方ないとは思いますね。

緊急事態宣言が出てから、お店を週休3日制にしましたね。通常火曜日が定休日ですが、追加で月曜日も休みにしました。

−ということは、売り上げへの影響ももちろんですよね。

そうですね。卸売の方は大幅に注文数が減少しましたね。

直販のお店の方も、大きく落ちて、時短営業に変えたこともあったんだと思います。

−緊急事態宣言が解除されましたが、その後の反応はいかがですか

解除されましたけど、正直そんなに変わってないというところだと思います。とはいえ、少しずつ戻ってきてはいることは確かですね。

でも、少しずつ戻ってきているとはいっても、全然元に戻っているとは言えませんからね…。

お店としては、定休日や営業時間などを変更して営業してましたけど、緊急事態宣言が解除されて元通りにしました。通常営業に戻してはいます。
やはり、まだまだ厳しい状況であることは変わらないかなと思いますね。

茨城県産食材を使った、こっくり濃厚なプリンが自慢。

つくばぷりん ゴールドプリンがイチオシ

−つくばぷりんのイチオシ、オススメを教えて下さい!

いちばんのおすすめはゴールドプリンです。このプリンは、つくばぷりんの商品の第1号のプリンなんです。

ゴールドプリンは、本当にシンプルな卵と牛乳を使ったプリンです。
材料には、卵は奥久慈卵を使っています。手作業で丁寧に卵を白身と黄身を分け、卵の黄身だけを使っています。
また牛乳は、筑波山麓の牛乳を使っています。

とても濃厚な味わいで、卵の風味がしっかりと感じられるようなプリンに仕上げています。

是非皆さんにも味わっていただきたい逸品です。

世界基準の衛生管理を徹底 安心安全のプリンへのこだわり

−商品を作る上で気を使っていることはありますか?

そうですね、特に衛生管理には気を使っています。

つくばぷりんではISO22000という世界基準の衛生管理方法を取り入れて、お客様に安心安全なプリン、商品をお届けするようにしています。

実際には、様々な面で、細かいところまで気を配って、記録をして商品を製造するようになっています。
めちゃくちゃ細かいところまでモニタリングしたり、記録したりしなければいけないので、正直商品を作っているのか、ISOの基準のための仕事をしているのか、訳わからなくなることもあるくらい、大変です(笑)

具体的には、商品を作る工程の中で、加熱工程や金属探知機にかける工程など、重要なポイント・工程を決めてそこを徹底的に記録をしてモニタリングをしていくようにしています。

−素材へのこだわりはありますか

茨城県産の材料を使うっていうことですね。先ほども言ったように、卵は奥久慈卵ですし、牛乳も筑波山麓の牛乳ですし。

あとは、茨城県は農産物が豊富なのでそれを生かしたプリンを作るようにしていますね。例えば、おいもとか、栗、かぼちゃ、などですね。

そういった食材を使う上では、素材の味がしっかりと感じられて、プリンの美味しさである滑らかさとか濃厚さとか、そういったものと両立できるように考えて作っています。
単純に栗なら栗を食べたいなら、プリンじゃなくてもいいじゃないですか。せっかくプリンとして、栗を使うのであれば、栗の味わいもあって、プリンとしての美味しさも感じられるように、というのは気を使っています。

−こだわりのプリンはどちらで買うことができますか?

県内の高速道路のサービスエリアや、道の駅。スーパーさんなどで購入いただけます。もちろん直売の店舗でもお求めいただけますし、ネット販売も行っています。

高速道路のサービスエリアだと、笠間SA。道の駅はグランテラス筑西におろしています。スーパーも県内のいくつかのスーパーさんに置いて頂いてますので、是非見かけたら試してみて下さい。

お店では対面販売になりますが、ショーケースの上に透明のシートをかけるなど、新型ウイルスの感染拡大予防の対策もしていますので安心してご来店いただければと思います。

こだわりプリンを買って応援!

地元の人々に自慢できるつくば土産は「つくばぷりん」と言ってもらいたい

−今後の夢や目標があれば是非伺えますか?

そうですね、つくばぷりんはこれからも美味しい物を作り続けていきたいと思っています。もちろん新しい商品作りもしていきたいですね。
ですので商品づくりのために、変わらず商品開発だったり研究を重ねていって、地元の方々に美味しい商品を届けていきたいです。

お土産やギフトとして、持っていきたいと思っていただける、自信を持ってプレゼントしたいと思っていただけるような商品を作っていきたいですね。

自分で食べても美味しくて喜んでもらえたり、それを誰か他の方に贈り物としてプレゼントしても喜ばれる、プレゼントしたくなるようなプリンですよね。

全国を見てもプリンを専門に作っているお店はかなり少ないので、それを強みにしてこれからも地元に喜ばれる、愛される。そんな商品作りをしていきたいです。

茨城の味を安心安全に届ける 真心あふれるプリン

プリンとひとくちに言っても、様々なプリンがある。洋菓子専門店や、喫茶店、レストラン、ホテル。コンビニスイーツなどなど。

つくばぷりんのプリンは、どれと比べても似ても似つかない、まさにプリン専門店ならではのプリン。

プリンのことを考え続けているからこそ、徹底した衛生管理と、地元茨城県の美味しい食材、こだわりの製法が織り成す美味しさがあると感じた。

茨城に対する愛情がたっぷりと詰まっているような感じがして、藤平さんの真心がギュギュっと詰まっているような気がした。

店舗・アクセス

つくばぷりん / 株式会社ふじ屋
住所:茨城県桜川市真壁町飯塚113-1
TEL:0296-54-2401
WEB:http://www.tsukuba-purin.co.jp/
ECサイト:つくばぷりん WebShop

つくばぷりん公式サイト

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